こんにちは。
junonoです。

こちらフランスでは、至るところで天然石を扱うショップをみかけます。

そして、その半分以上が「7つのチャクラ」の看板や説明をお店に提示してあります。

「7つのチャクラ」は天然石(パワーストーン)を選ぶ際の一つの基準として、広く受け入れられているようです。

とても気になったので、「7つのチャクラ」と天然石について徹底的に調べてみました。
アメリカとフランスの20以上の資料を調べて、「7つのチャクラ」知識が豊富なスタッフの方がいる3店以上のショップで説明を受けました。

そこで今回は「7つのチャクラ」と対応する天然石についてまとめてみました。
フランスにあるショップで学んだ、天然石の選び方や使い方も紹介します。

はじめての方向けです。

「チャクラ」について

チャクラとは「車輪・円・回る」を意味するサンスクリット語。
人の体にあるエネルギーを出し入れする出入り口を指します。

チャクラからのエネルギーの出し入れを潤滑にすることによって、肉体的、精神的に調子がよくなって、幸せになると信じられているようです。

チャクラの数は仏教系では5つ、ヒンズー教系では6つまたは7つが一般的。

宗派などによって、チャクラの概念や解釈が多少違います。

英語版Wikipediaによると、欧米では「7つのチャクラ」を複数の欧米人がフュージョンした概念が1880年代から出てきて広まったとのことです。

1900年代に概念がある程度固まって定着。

虹の色付け、天然石、星占い、タロットなど、いろいろなものとの関連付けも、後に加えられたとのことでした。

「7つのチャクラ」と天然石(パワーストーン)

それでは、欧米における「7つのチャクラ」概念で関連付けられた天然石(パワーストーン)についてみていきたいと思います。

欧米においては、それぞれの天然石の力は対応するチャクラと共鳴して、エネルギーの出し入れをより潤滑にする、と一般的にいわれています。

そこで、「7つのチャクラ」に対応する天然石をまとめました。

掲載している画像は、欧米で考案された虹の色付けがされている各チャクラのシンボルです。

石の色と種類は、主にアメリカとフランスの10以上の文献や図表といった資料を参照。

石の色は虹7色のほかに、多少別の色が加えられていました。

石の種類は資料によって違いがあって、全部合わせると結構な数になります。

もっとたくさんの資料を参照すると、もっと増えると思われます。

そのため、種類については複数の文献に記載されていたものを中心に、ランダムにピックアップしました。
順番もランダムです。

7つのチャクラ対応の天然石を扱うショップに伺ったところ、選ばれる石は考え方や地域などによって、変わってくるとのことです。
例えば、微妙な色合いのものもあるラブラドライトですが、資料によって第7、第6と違うチャクラに対応していたものもありました。

混同しやすいと思ったので除外しています。

アメジストにいたっては、同じ資料内で第7、第6の両方に記載されていたものがありました。

サンプル石はそれぞれ違い、色自体もそれぞれのチャクラに対応する色合いで、どちらもありえる選択だと思われます。

ただし、ほとんどの資料が第7になっていたので、とりあえず第7に入れておきました。

このようにダブる石がいくつかありました。

ですので、石の種類はあくまでも一例としてご参考にされることをおすすめします。

第7チャクラ 

【チャクラ名】サハスラーラ
【位置】頭のてっぺんの上(冠)

【働き】
肉体と精神のすべての活性化させて統括。
宇宙とつながって悟りを開き、人生の可能性を広げる

【チャクラの色】紫

【石の色】紫、白、金
【石】アメジスト、クリアクオーツ、パイライト、アポフィライト、ホワイトカルサイト、ホワイトトパーズ、セレナイト、ダイヤモンド、アレクサンドライト、ハウライト、スギライト他

【体に置く石の位置】頭のてっぺん
【家に置く石の位置例】瞑想する場所

第6チャクラ

【チャクラ名】アージュニャー
【位置】眉間(第三の目)

【働き】
直観力、知性、物事の本質を見抜く力を高める

【チャクラの色】藍

【石の色】藍、青紫
【石】タンザナイト、ラピスラズリ、アズライト、ブルーアパタイト、セレナイト、サファイア、ソーダライト、デュモルチェライト他

【体に置く石の位置】眉間
【家に置く石の位置例】仕事部屋

第5チャクラ

【チャクラ名】ヴィシュッダ
【位置】のど

【働き】
コミュニケーション力、表現力、発声、聴力を高める

【チャクラの色】水色

【石の色】水色
【石】アクアマリン、アマゾナイト、ブルーカルサイト、ソーダライト、ブルーカイヤナイト、クリソコラ、エンジェライト、ターコイズ、ラリマー他

【体に置く石の位置】のど
【家に置く石の位置例】リビングなどコミュニケーションをする場所 

第4チャクラ 

【チャクラ名】アナーハタ
【位置】胸の中央

【働き】
愛、共感、慈悲心、包容力、心の平安を高める

【チャクラの色】緑

【石の色】緑、ピンク
【石】ヒスイ、マラカイト、ローズクォーツ、レピドライト、コバルトカルサイト、ローザサイト、アベンチュリン、エメラルド他

【体に置く石の位置】胸の中央または心臓
【家に置く石の位置例】リビング、寝室など生活の中心的な場所 

第3チャクラ 

【チャクラ名】マニプーラ
【位置】みぞおちとへその間
【働き】
自己発掘、野心、欲望などの感情を整える

【チャクラの色】黄

【石の色】黄
【石】アンバー、ゴールデンカルサイト、ゴールドタイガーアイ、シトリン、イエロージャスパー、イエローアパタイト、トパーズ他

【体に置く石の位置】みぞおちとへその間
【家に置く石の位置例】お風呂、洗濯機付近他の水まわり

第2チャクラ

【チャクラ名】スワーディシュターナ
【位置】へその下

【働き】
性的エネルギー、創造性、芸術性、生きる喜びを高める

【チャクラの色】オレンジ

【石の色】オレンジ、青緑
【石】バナディナイト、インペリアルトパーズ、オレンジカルサイト、ブルーグリーンフローライト、タイガースアイ、カーネリアン、アラゴナイト、ガーネット他

【体に置く石の位置】へその下
【家に置く石の位置例】書斎、仕事部屋

第1チャクラ 

【チャクラ名】ムーラダーラ
【位置】肛門と生殖器の間

【働き】ベースを支え、安心感、自信、活力、体力を高める

【チャクラの色】赤

【石の色】赤、黒
【石】レッドジャスパー、ルビー、ヘマタイト、ブラックオブシディアン、ブラックトルマリン、スモーキークォーツ、スピネル、ジルコン、ジンカイト、オニキス他

【体に置く石の位置】鼠径部または足
【家に置く石の位置例】家の中心、寝室、玄関脇、家の四隅

「7つのチャクラ」に対応する天然石の選び方

天然石を扱う3つの違うタイプのショップで、「7つのチャクラ」対応の天然石(パワーストーン)の選び方を伺いました。

そのうち、2店舗は「7つのチャクラ」の看板や案内が展示してあったところです。

お話しした全ての店員さんの「7つのチャクラ」に関する知識は、高レベルだったと感じました。

選び方も違って、いろいろな考え方や方法があるのだと感心しています。

【体感】天然石を触って感じて選ぶ

まずは、アクセサリから大きなミネラルの塊まで、天然石のみを扱う天然石専門店へ。

7つのチャクラの説明も展示されていました。

「とにかく触ってみてね。感じる石があるから」
というのがスタッフの方の助言。

感じる石が見つかるまで、チャクラ対応の石を次々と触るようにとのことでした。

それぞれのチャクラに対応する石は、たくさんあるそうです。

見た目がわかりやすいため、基本的にはチャクラの色と同じ色の石を使うのがよい。

そのため、同じ色の石から触りはじめる。

ただし、同色でなくてもパワー的にチャクラに対応できる石で自分に合えば、どの石でもOKとのことでした。

言われてみれば、確かにその通りだと。

そもそも色の概念は欧米人が後付けしたものですし、チャクラが緑色のところにピンク色の石が対応しているので納得。

まとめると、なるべくチャクラと同色で、自分が感じるチャクラ対応の石を選ぶのがいいということです。

【スペック】プロが厳選した天然石からスペックで選ぶ

ショッピングモールの貴金属の装飾品を扱うお店の前に、「7つのチャクラ」天然石の大きな看板が出ていたので、気になって立ち寄りました。

こちらのショップでは、自分で作るブレスレットのパッケージが人気だとのこと。

パッケージは、大別すると2種類。
・決められた石のセットで、自分で作る
・自分で石を選び、自分で作る
石のセットは、チャクラ対応の石のみを使ったものと、それ以外の石を加えて自分のニーズにあった働きを期待するものがありました。

例えば、自己パワーの向上、感情のコントロール、思考への働きかけなどの期待です。

自分で石を選ぶ場合は、7つのチャクラについてや石の特徴を解説したパンフレットが用意されています。

一般的な買い方としては、まずはパンフレットを読んで石について学ぶか、スタッフの方に聞く。

そして、自分の好みや期待したい働きかけを促進する石を選ぶ。

必要に応じて石をみたり、さわったりして確定。

石を買って、自分で紐を通して金具を付けて、ブレスレットを作って完成。

DIYは愛着がわいていいですね。

すべての石はキュレーターが厳選した高スペックで、鑑定、加工、使用テストなどは一貫してフランス国内でしっかりと行い、こだわったものなのだそうです。

そのため、安心してその中の石から選んで欲しいとのこと。

マニュアルに従って期待できる石を選べるパッケージ買いは、便利な方法だと思いました。
つまり、プロがチャクラ対応用に厳選した石なら、どれを選んでも安心ということですね。

【見た目】天然石のお気に入りを選ぶ

マルシェ(市場)で天然石のアクセサリを中心とした天然石専門の出店に立ち寄りました。

そこでは同色系の石をブレスレットにしたものが、たくさん売られていました。

スタッフの方によると、装飾品はビジュアルが重要。

自分のコーデに合わせやすい色合いの石や、好みの石を選ぶ人が多いとのこと。

ショップに「7つのチャクラ」の案内展示はなし。

ですが、チャクラ対応の単色の石のブレスレットを、チャクラ目的も兼ねて買っていく人がいるとのことでした。

「着飾るついでに、チャクラへの働きがあるのならラッキー」
といった感じの軽い感覚で選ぶ人もいるそうです。

「チャクラの活性化は、地に足をしっかりとつけたり、適度に日光に当たったりすることも大切」

「ヨガや瞑想はしなくても、お散歩はするでしょう?
太陽の下でお散歩をしている時に、綺麗なブレスレットがチャクラの働きを助けてくれるなんて最高!」
とのこと。

チャクラともっと気軽につき合うこともできる、と教えてもらいました。
自分好みの美しいものを選ぶ。
そうすると、テンションが上がって、自然なかたちでエネルギーが循環しやすい、ということですね。

「7つのチャクラ」と天然石の使い方

複数のショップのスタッフの方に伺ったところ、7つのチャクラに対応する天然石(パワーストーン)の使い方は主に5つ。

  • 仰向けに寝た状態で「体に乗せる」
    (瞑想や音楽鑑賞時など)
  • 手に持って「体にあてる」
    (瞑想や音楽鑑賞時など)
  • アクセサリーとして「身につける」
  • お守りのように「持ち歩く」
  • 家に「飾る」「置く」
    (目の保養やエネルギーの潤滑に)

体に乗せたり、あてたり、アクセサリをつけたりする時は、7つ全部同時にする必要はなし。

その時の気分、体調などに応じて一つや少数のみでも可能だとのことです。

以上、「7つのチャクラ」と天然石についてのまとめでした。
いろいろな石、選び方、使い方がありますね。

いずれにしても、自分に合った方法で石を選んで使うのが一番いいように思います。

少しでもご参考になれば幸いです。