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2023/12/10 14:34



こんにちは!
junonoです。

今回はオーストラリアのシドニー在住アーティスト、Antuanelle(アントゥアネル)さんによる、天然石を活かした抽象的なレジンアートを紹介します。

レジンなどでキャンバスや木板に絵を描いて、そこにアメジスト、シトリンといった天然石や貝殻、砂、ガラスなどを埋め込んで、最後にレジンでコーティングした作品です。

Antuanelleさんは、スピリチュアルな天然石がもたらす効果や意味、色などはとても大切なことだと認識。

組み合わせる他の素材や、飾る場所との調和も考えながら作品を作っているとのことです。

主なモチーフは、ジオード、海、動植物などの自然で、それを抽象的に表現。

いろいろな作品がありますが、その中でも天然石を使ったものに絞って紹介していきますね。

天然石のジオードとは?

まずは作品を紹介する前に、Antuanelleさんのアートのモチーフの一つとなっている天然石の「ジオード」とはどういうものなのかを、簡単に説明します。

「ジオード、知ってる!」という場合は、このセクションを飛ばし読みしてくださいね。

オックスフォード大学のオンライン英英辞書によると、ジオードとは中に空洞がある石の塊だとのこと。

たとえば、こんな感じのものです。
石の塊を割った状態です。

石の塊は大小さまざま。

内部はスカスカだったり、イチジクの実の断面のように天然石がぎっしりと詰まっていたり、木の年輪のようになっていたりするものもあります。

天然石の種類もさまざまです。

ジオードの断面をみると、こんな感じになっています。


アメリカのカーネギー自然史博物館によると、ジオードは何千年、あるいは何百万年といった途方もない年月をかけて作られたとのこと。

このような貴重さを知ると、一つひとつの天然石をもっともっと大切にしたくなりますね。

それでは作品の紹介をします。

アメジストのジオードアート


ああ、なんて美しいのでしょう!
豪華絢爛なのに、癒される。

Antuanelleさんが描くアメジストのジオード。
ジオードをスライスしたようなリアルなシェイプです。

木版にレジンなどで描いて、本物のアメジストやガラスなどをちりばめています。

アメジストは、癒しや浄化などのパワーがあると言われていて、その恩恵を受けれるようにとの思いが込められているようです。

ブルークリスタルのジオード



こちらはキャンバスに描いたブルークリスタルのジオードアート。



浄化や癒やしなどにいいと言われているチタニウムクォーツと、活力を与えるなどと言われているアクアオーラを使用。


ジオードアートは空間にこんなに調和して、オシャレな場所に変えてくれるのですね。

ゴールドシトリンのジオードアート



こちらは、ゴールドシトリンのジオードアート。

シトリン、レッドアゲート、カーネリアン、レッドジャスパー、クオーツといった天然石とガラスを活用。

天然石のチョイス、カラー、大きさ、形、配置が絶妙です。

シトリンは、富や繁栄といった幸運を呼び、心を明るくすると言われているとのこと。

お部屋に飾ると、さらにパワーを感じそうです。

アマゾナイトでティール色の海を表現


Antuanelleさんの作品で、海はとても人気のあるモチーフです。

こちらは、オーストラリア東海岸にあるウィットサンデー諸島の雰囲気を描いたもの。

波打ち際に貝殻などとともにアマゾナイトが散りばめられています。

ティール色の海をアマゾナイトで表現。

アマゾナイトが持つと言われているネガティブな感情をポジティブに変え、ストレスを解消する癒やしの効果も期待しているようです。

同様の作品で、お客様の希望によってはアマゾナイトの代わりにターコイズを使うといったように、素材を変えて描くこともあるとのことです。

こちらはウィットサンデー諸島の真っ白なパウダーサンドのビーチの写真。
海はこんな感じのティール色。

まさに、アマゾナイトやターコイズ石の色ですね。

赤紫の潮流に打ち寄せられたパールや貝殻



Purple Tide。赤紫の潮流。

この作品の発想は、エド・シーランの歌からインスピレーションを得たとのことです。

以前、南国のビーチでサンセット時に紫がかったピンク色をみたことがありました。

非現実的なのに現実だった景色をみたその時の感動を、この作品は思い出させてくれました。

パール、アワビの貝殻、白のロバの耳貝の貝殻、紫のタイ産の貝殻、天然石といった海からの贈り物を使って海岸線を表現。

自然の雄大さも伝えたかったようです。

海のお宝を集めた女の子の宝石箱。
それをひっくり返したみたいで、とってもかわいい!

ちなみに、どの作品も上下を反対にしたり、左や右に90度倒して飾ったりしてもいい感じです。

天然石を空間に飾る場合、そのままか、ガラスケースなどに入れる。
小さなものであれば標本のように並べてフレームに入れて壁にかける、といったような飾り方が一般的だと思われます。

美しいアートに散りばめた天然石の飾り方も、一味違ってなかなか素敵ですね。

Antuanelleさんについて

Antuanelleさんは、ジオード、海、動植物といった自然などを抽象的にレジンで描くシドニー在住のアーティスト。

天然石のもたらす効果、海洋保全、素材や空間との調和といったさまざまなことを考えながら作品を作っているとのことです。

FOXニュースなどのメディアに紹介されたり、Hunters Hill Art Prizeなどで複数の賞を受賞されたりしています。個展やグループ展は、地元やドバイ、ロンドンなどで開催。

顧客は世界中に広がっているようです。

作品はプリントアートもありますが、レジンアートは一点物の相談注文制で、世界中に配送しているとのこと。

使う天然石の種類は、こちらで紹介した他にも多くありました。

レビューをみると、個人のお宅や別荘、病院、オフィス、ホテルなどといった場所に飾ってある画像付きのものも多かったです。

コメントもさまざま。

「すっかり魅せられた。よく作品の前で魅入る自分にふと気付く」「鮮やかで活気に満ちた作品」「傑作だ」「子どもをあやすのに毎日使う」「オフィス用にサイズと雰囲気が調和した作品を作ってくれた」といったものがありました。

さまざまな目的で選ばれ、愛され、評価されているようです。

以上、Antuanelleさんと天然石を使ったレジンアートを紹介しました。

それではまた、次回に!

【Antuanelleさんのウェブサイト・インスタグラム】
https://antuanelle.com
https://www.instagram.com/antuanelle.art/

Images of artwork courtesy and copyright of Antuanelle. 
作品画像の著作権・掲載許可・取材協力:Antuanelle

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